和式の結婚式のデメリット

バリアフリーが整っていない

近年、若いカップルの間で和のテイストを取り入れた和式の結婚式が人気を呼んでいます。和式の結婚式は神社で行われるので、日本人ならではの奥ゆかしさを実感できるのが魅力です。また、白無垢、着物など普段なかなか着用の機会がない和装を楽しめるのも人気の理由といえます。このように様々な魅力がありますが、和式にはデメリットがあることも忘れてはいけません。

その一つが、バリアフリーがきちんと整っていないことです。そもそも歴史ある建物で式を行うので、長い階段、大きな段差や砂利道などが所々にあります。したがって、年配の方や車椅子の方が結婚式に参列する場合、不便に感じてしまいます。列席者の中に足が不自由な方がいるならば、事前に確認をしておくと良いでしょう。

天気に左右されてしまう

和式の結婚式は、天気に左右されてしまうというデメリットもあります。当日、晴天ならば、滞りなく結婚式を挙げられることでしょう。しかし、雨が降ってしまった場合、「参進の儀」と呼ばれる親族が揃って鳥居から本殿まで歩く儀式ができなくなってしまいます。そもそも神社は屋根がついていないことが多く、無理に参進の議を決行すると大切な着物が濡れてしまいます。また、雨の中だと足元が悪く、移動がしづらくなってしまうことでしょう。

さらに、雨が降った場合、写真撮影が室内に限られてしまいます。神社には立派な建物や自然豊かな風景など、野外撮影に適した場所が多いです。しかし、雨が降っていると写真写りが良くないので、せっかくのきれいな風景も台無しになってしまいます。和式を希望している方は、このようなリスクがある事を覚悟して結婚式に臨む必要があります。